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2014年 11月 17日

配筋

こんにちは、現場監督の鬼頭です。
今回は、基礎工事の中の「配筋工事」についてお話しします。

配筋工事とは、コンクリートを打設する前に鉄筋を組んでいく工事です。
そして組んだ後は、きちんと組めているか検査(配筋検査)を行います。
 配筋_d0095873_10562771.jpg

この検査は、必ず行わなければならない検査です。
なぜそこまで重要か、みなさんご存知ですか?

それは、基礎の強度に関わってくるからです。
コンクリートは圧縮には非常に強いですが、
引っ張り・せん断(上下逆方向にかかる力)には弱い材料です。
一方、鉄筋は引っ張り・せん断に強い材料です。
この2つの材料を合わせることで、鉄筋がコンクリートの弱点を補強し
強固な基礎ができるのです。
コンクリートには、鉄筋が必要不可欠なのです。

ただし、やみくもに鉄筋が入っていればいいといわけではありません。
強固な基礎にするためには、守らないといけないことがあります。

それでは、配筋検査時に確認する部分について、一部ご紹介します。

①.鉄筋の径と間隔
 鉄筋の間隔は計算によって決まります。
 物件ごとに鉄筋の間隔は変わるので、基礎詳細図面と相違ないかを確認します。
 また鉄筋の径も、10mm・13mm・16mmとあるので、それも併せて確認します。
  配筋_d0095873_10583148.jpg

②.鉄筋と鉄筋の定着(重ねシロ)長さ
 鉄筋を継ぎ足す部分は、定着長さが規定以上あるかの確認です。
 「定着長さは40D以上」と法律で定められています。
 40Dとは、“40mm×D(鉄筋の径)”を表しており、
 D=10mmの鉄筋の場合 40mm×10mm=400mm
 D=13mmの鉄筋の場合 40mm×13mm=520mm
 という事になります。

 下の写真は、13mmの鉄筋の場合です。
 定着長さが520mm以上あるので、OKです。
  配筋_d0095873_1125747.jpg

 
③かぶり厚さ
 コンクリートの表面から、鉄筋がどれだけ中に入るかの確認です。
 鉄は酸に弱いので、アルカリ性のコンクリートで保護するのです。
 「地上では、かぶり厚 40mm以上」
 「地中では、かぶり厚 60mm以上」と、こちらも法律で定められています。

 下の写真は、地上のかぶり厚を確認しています。
  配筋_d0095873_1162155.jpg

 こちらは、地中のかぶり厚を確認しています。
  配筋_d0095873_11111913.jpg


このような事を現場ごとに確認し、基礎を施工しております。


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by zaiso-house | 2014-11-17 11:41 | 家づくり


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